針生へは東北自動車道西那須野塩原インターを下りてから国道400号を田島方面に向けて走ります。
途中塩原温泉があり、紅葉の名所でもあるこの渓谷は、同時に新緑の美しいところでもあるのですね。

今回はその途中で見た新緑を中心にお伝えします。
題して「
針生通信・寄り道のススメ

こうしてWEB用に画像を加工してしまうと、本物の何分の1の感動もないですね。
あとは想像力を起動させてくださいますように。
とりあえず、5割り増しでお願いします
塩原渓谷の途中には「回顧の吊り橋」という小さい吊り橋があります。
他にもビューポイントはいくつかあるのですが、そういう所にはたいてい遊歩道が整備されていて、なかなか健康にも森林浴にも適しているのですよ。
階段の上下にはちょっと息が切れちゃいますけどね。
で、お散歩で汗をかいてしまったら当然のことながら温泉です。おすすめは「華の湯」 ここは町営の温泉で中には休憩室と喫茶室があったりします。
設備はとても綺麗で、そのへんの古い温泉のお風呂に行くよりはるかに気分がいいこと受け合いですね。ことに冬場などは脱衣所は床暖房だったりするんですよ。
料金は700円。ま、相場でしょう。
回数券もあったりして、一回分お得です。
さて、更に車を走らせ福島県に突入すると、道の駅田島が山の中に現れます。
ここは雪が溶けて山菜の季節になると、テントでその手の物産を売るお店が出るのです。おまけもしてくれたり、値切ったりも出来るので結構面白いですよ。
実は塩原の入り口にも道の駅がありまして、そちらでは農産物やパン、手作りのおまんじゅうやらなんやら、とてもにぎにぎしく手広く展開しているのですが、最近では観光バスなども入ってきたりして、ちょっと騒がしかったりもします。
私は山菜はおろか、食べ物にはめっぽう疎い質なのでよくわからないのですが、このあたりには他県から山菜取りの車がたくさんやってきておおいに山を荒らしていくようです。
そんなにしてまで手に入れたいものなんですかね、山菜って。

地元の人たちはこれをとても苦々しく思っていて、無体をしないように警告を発してはいるのですが、そんなものはどこ吹く風、いいように引っこ抜いて、ついでに栽培してあるものまで持っていってしまうらしいです、これが。

もちろんそんな人ばかりではないと思うのですが、そういうのってとても浅ましく見えたりするものです。山菜は山の恵み、誰のものでもないけれど、人としての礼儀だけは失って欲しくないものですね。

さ、では次に参りましょうか。